二十四節気が大雪から冬至へと変わりました。
冬至日は太陽が最も低い位置にあり、夏至とは反対に
一年で最も昼が短く、夜が長くなる日ですから、
この日より徐々に日足が伸びていきます。
そのため中国では「一陽来復(いちようらいふく)」と
言って、冬至の日を極限まで弱まった太陽が復活する日
一年の始まりと考えられていました。
世界各地で「太陽の誕生日」として祝う風習は多く見られ、
クリスマスも冬至祭に由来しています。
暦の上では冬の半ばで冬至日を堺に少しずつ日は長くなるとは言え
「冬至冬なか冬はじめ」という言葉もあるように寒さはむしろ
これからが本番です。
気候は冬至を過ぎる頃からますます寒くなり、年末の慌ただしさも
あり体調を崩しがちな頃です。
そのため、冬至日に栄養価の高いカボチャを食べ、柚子湯に入り
体を温め本格化する冬を前に無病息災を願います。