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小寒(しょうかん)1月5日~1月19日頃

  二十四節気が冬至から小寒に変わり、いよいよ

  「寒の入り」です。

  この後に大寒を控え、寒気がまだ最大にならないと

  いう意味ですが、「小寒の氷、大寒に解く」という

  古事もあり、実際は小寒の頃の方が寒さが厳しいことも

  池や湖の氷も厚みを増し本格的な冬の季節です。

 

  小寒から4日目は「寒四郎」といい、この日の天候が

  麦の収穫を左右すると信じられています。

  また、9日目に降る雨は「寒九の雨」と呼ばれ

  豊作の兆しとして喜ばれてきました。

  寒九の日に汲んだ「寒九の水」で薬を飲むと良く効くと

  いう言い伝えもありました。

  小寒と次の節気大寒を合わせた、節分までおおよそ一ヶ月

  を「寒中」 「寒の内」といいます。

  一年で最も最も寒い時期で、この寒さを利用して氷餅や凍み豆腐

  寒天作りなどの寒の仕事が始まります。

  寒稽古や寒中水泳が行われるのもこの "寒"の時期で、この間に

  出すのが「寒中見舞い」です。

  2月4日頃の立春には、「寒の明け」を迎えます。