二十四節気が、雨水から啓蟄へと変わりました。
冬ごもりしていた土の中の虫たちが動き始めます。
「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりして
いる虫という意味ですが、目を覚ますのは虫だけ
ではありません。
一雨ごとに気温は上がり、わらび・ぜんまいなどの
山菜も上から顔をのぞかせます。
春の山菜・野菜には独特の苦みがありますが、
「春の皿には苦みを盛れ」と言う言葉もあるように、
この苦みが冬の間に体にたまった老廃物を出して
くれます。
3月20日頃から二十四節気は昼夜の長さが同じになる
「春分」へと変わり、いよいよ本格的な春の到来です。
日に日に日脚が伸び、麗らかな陽光のなかに春を感じ
始める季節です。