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啓蟄(けいちつ)3月5日~3月19日

  二十四節気が、雨水から啓蟄へと変わりました。

  冬ごもりしていた土の中の虫たちが動き始めます。

 

  「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりして

  いる虫という意味ですが、目を覚ますのは虫だけ

  ではありません。

  一雨ごとに気温は上がり、わらび・ぜんまいなどの

  山菜も上から顔をのぞかせます。

 

  春の山菜・野菜には独特の苦みがありますが、

  「春の皿には苦みを盛れ」と言う言葉もあるように、

  この苦みが冬の間に体にたまった老廃物を出して

  くれます。

 

  3月20日頃から二十四節気は昼夜の長さが同じになる

  「春分」へと変わり、いよいよ本格的な春の到来です。

  日に日に日脚が伸び、麗らかな陽光のなかに春を感じ

  始める季節です。