日本人は、神棚の氏神様を始め、玄関、かまど、厠(トイレ)などに、
それぞれの神様をまつってきました。
中でも重要などが、私たちの生活にかかせない食事を煮炊きする、かまど
の守り神です。
荒ぶる火の神として「荒神」とよばれ、すべてのけがれを焼き尽くす力が
あります。
日本神話で、かまどの神とされるのは、火の神カグツチとお正月にやって
くる年神様「オオトシ」の子のオキツヒコ、オキツヒメです。
オキというのは、熾火のこと。火を起こし、強すぎる火を弱め、絶やさ
ないようにすることは、昔はとても大変で重要なことでした。
そのため、かまどの神は、家全体の守り神とされています。