神社のお参りの仕方には、作法があります。それを守ってお参りすると、すがすがしい気持ちになります。神社のなかを「境内」といいます。境内は神様の世界ですから、大声を出したり走り回ったりしてはいけません。
まず、鳥居の前で一礼。参道の真ん中は神様の通り道なので、端によって鳥居をくぐり、境内に入ります。
お参りをする前に身を清めるため、手水舎があったら、流れているきれいな水をひしゃくでくんで手にかけ、口もすすぎます。
最初にお参りするのは、参道のつきあたりにある拝殿です。
ここは、神主さんが神様に対して祈願をおこない、私たちが神様にお参りする場所です。拝殿の前に立ち、賽銭箱にお賽銭を入れます。鈴がつられていれば、鳴らします。それからいよいよ、神様にお参りします。
お参りの作法は、「二拝二拍手一拝」が基本です。「拝」は深くおじぎをすること、「拍手」は両手を合わせて打ち鳴らすことです。
拝殿でのお参りが終わったら、境内にある他の建物におまつりされている神様にお参りしましょう。社務所でお守りをいただいたり、おみくじを引くのはそのあとです。